2020年11月11日

重複障害のお子さんほど手話を・・・

重複障害のお子さんほど手話を身につけなければ

の わけ

重複障害のお子さんほど手話を身につけなければと
強くおもうようになったのにはわけがあります。

桃を開所してすぐの年ですので
前述の、今度高校を卒業するみなさんの家族が
つくしっこへ相談にみえたの年の
1年か2年前です。

恵那市在住の方から相談が入りました。
とある、市の窓口でつくしのパンフレットを見た
今、30代の息子の暴力で悩んでいる。
聴こえない、知的障害の息子です、とのこと。
この方は
聴こえないとわかったとき、一度は岐阜市まで相談に行ったけれども、
通えないし、また主障害が知的だったので
養護学校に通い、卒業後は地域の施設に入っている。
施設でも暴力があるが、家につれて帰ると父親にもっとひどい
暴力をふるい、荒れて困っています、という。

無謀にもその時私は
うちには、彼を受け止められる施設はないけれども
大阪はどうでしょう。と
なんと、恵那から春日井の桃に来てもらい
桃の運転手さんと、日帰りで大阪仲間の里をめざしたのです。

彼は、ろう重複でした。
おしっこをしたくなると、外にいたらその場でおしっこを始めます。
お母さんはあわてて、道の端にひっぱっていました。
行く途中、一緒に食事をしました。
人のものと自分のものの区別がなく
普通に、運転手さんのお皿に手を伸ばしていました。

確かに中学部にいたときに、人の食べ物、自分の食べ物の区別が
ついていない生徒さんに出会ったことがあります。
異食もあり、食べ物の区別もついていないのでした。
そのころ、中学部でおこなっていた、体を使ったアプローチ
動作法などですが、そういう働きかけを通して、彼は人のものと
自分のものの区別がつくように変わっていきました。
区別がつかないということは、自分の体の境界が認識できていないという
ことで、自分の意思で手が動き、食べているのではなく本能で
食べている状態なので、人の食べ物も自分のものなのです。
この時は彼の腕や、体幹に他者が働きかけることによって
自分の体と人の体の区別、自動と他動の違いなどが脳に認識されていったのでは
ないかと思います。
その生徒さんは、やがて人のものはとらなくなり、ゆっくり目的的な歩行をするようになり、
指差しがはじまり
めきめき成長していきました。

なので、その日出会った彼が
30代にして、言語的には指差しが出る前の発達段階であり、
たぶん、まわりに手話や身振りがいっさいなかったから
人のものが欲しい時に、「ちょうだい」と言っていることも
「いいよ」といっていることも聞こえていないので
何ひとつ、人間らしいルールを身に着けるすべがなく
そりゃ、だまってとるよな・・と思いました。

ろう重複の人にこそ手話が必要と思った体験でした。

この時相談を受けた方は、あまりに過酷な大阪行きを経験し
お母さまは預けられる施設が近くにあるだけでもありがたいことだから
もう一度施設とがんばってみますということで
この件は終わっています。

この体験の後に
東海聾学校校長会主催の講演会で
つくしの話をすることになり
ろう重複の人にこそ、ろう教育を!ということを
お話しいたしました。
















posted by tukusi at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 普段の暮らし 

感慨深い。。。。こと

今年、名古屋聾学校高等部3年生の皆さんが、次々と
入れ替わり、立ち代わり
蒼と碧に実習に来てくれて
やがて
来年の4月には
蒼や、碧に通われる方が何人かおみえです。

今からさかのぼること、ちょうど
12年前の今頃の季節。
村上は、旧つくしっこのぼろぼろの木造民家で
お客様をお迎えしていました。
お母さま二人の2家族
別の日にはご夫婦で。

その方々は、共通して
『子どもたちが聴こえない。チャージ症候群など
他の障害も重複している
幼児期は聾学校幼稚部ではなく
地域の発達センターなどに通っていた。
小学校を選ぶにあたって
つくしっこのデイサービス(当時は児童デイサービス)に
通い、帰りを家まで送ってもらえるのなら
千種聾学校にしようと思う。
送ってもらえないのなら、地域の
養護学校に行く』
というものでした。
当時、つくしっこは送迎者は一台しか持っておらず、
帰りは、家族がお迎えに来てくれていました。
もっとも、そのころは聾学校のお子さんは少なく
盲学校から半分くらい来ていました。
学校へは徒歩でお迎えに行っていました。

重複障害のお子さんほど、聾学校で
手話を身につけなければ
、という強い気持ちを持っていた
村上としては、今、ここでこのお子さんたちを引き受けることこそが
ミッションだと思い、この年から
2方向に送迎者を出すことになったのです。
最も、最初は、守山区から天白区まで、または中村区まで走る
碧の送迎者に便乗させてもらっていたのですが。
実地指導のときも名古屋市には正直にお話をしましたら
そんな便乗させていいものかどうか持ち帰る、と言われたのですが
その後、さたなしでした。


        Inkedなつかしい1_LI.jpg


        なつかしい2.JPG

その年代の人が
高等部を卒業するのです。
彼らを見ているとしっかり手話が根付いていて
ギャングエイジの時代も
反抗期も
思春期の荒れも
一通り通って、高校3年生となった自信に満ちた姿をみると
感慨深いものがあります。
本当に感慨深い



posted by tukusi at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 普段の暮らし 

2020年10月06日

ホームの朝食

さいきん、少し用事があって
ホームをよく訪問しています。

久しぶりに入ってみると
朝ごはんが豪華。
前からこんなに豪華だったっけ・・・・ぴかぴか(新しい)

食事.JPG
朝の支援員さんは、入れ替わり体制ですが
いつも豪華です!

posted by tukusi at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 普段の暮らし 

コロナ関連給付

8月に、社労士さんが苦労して申請した
NPOつくしの4月、5月期の休業補償手当の
会社への給付金が入りました。(持続化給付金ともいうもの)
100万円くらいでした。
この後、
コロナ対策に使った
消耗品等を購入に充てられる、
緊急包括支援給付金というものが
各事業所ごとに 申請が始まります。
また11月ごろをめどに
今度は個人給付で慰労金が申請済みで
入金となる予定。

何か、細かくいろいろ配られて
・・・この事務手続きも大変な給付を受ける作業が終われば
もう、この後どんな大流行がきても、自助で
と、言われそうな予感する!
例年と違う、入金・出金に
落ち着かない秋です。
村上


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2020年08月05日

ナチュフィールド名古屋 さん

マスクの話ではない、お口直しお目直しに

先日、生活介護で土曜日開所のところを名古屋市内
総当たりしていたとき

名東区に
「ナチュフィールド名古屋」という事業所を見つけました。
なぜか、とても気になって
訪問見学させていただきました。

なぜ?
生活介護で、一階は店舗です、とおっしゃる。
運営法人は 社会福祉法人むそう
誰もが一度は聞いたことのある有名な法人ですね。

行ってみるとそこは
カフェが併設でこんな感じIMG_20200805_170826.jpg

ゆったりくつろげるスペースもIMG_20200805_171105.jpg

こちらは建物2階では、放課後等デイサービスで医ケア児を対象に
行っているのです。
だからこういうコーナーも利用しやすい設計になっていますね。

店舗の商品です。IMG_20200805_170938.jpg

店舗の奥で、チョコレートを製造する人が3,4人働いていました。
チョコレートは京都の久遠(くおん)チョコレートのチェーン展開になりますが
久遠チョコレートそのものも
障害者雇用のため創設されたものです。

名古屋とは思えない緑地に囲まれて
この建物は建っています。

村上が訪問している間も地域の方が
ここ、癒されるのよね〜とカフェに訪れていました。

チョコレートは葵で
食べてしまいましたが・・おいしかったです。

ぜひ、この隠れ家のようなカフェにみなさんもお出かけください。
IMG_20200805_171320.jpg

どうでしょうか?
いい口直しになりましたか?
posted by tukusi at 17:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 普段の暮らし 

追加の追加

何が追加になったのでしょう?

聴覚・ろう重複センター葵
相談とケアマネの事業所に
マスクです。DSC_0375.jpg

3箱目は 本日8月5日に事務所に配達になりました。

最初の30枚×2 入りは、本当に無いときだったので
利用者さんのお子さん用に配布いたしました。

次の30枚×2 入りは あらら、みなさん今のニーズはマスクではないので
どうしましょう・・・と事務所にキープしておりました。

そして本日3箱目が。
もう、安倍首相もはずしているマスクです。
追加の配布は取りやめにして
請求のあった団体に送るとなっていたと思うのですが。

一方で、厚生労働省は
『5月29日付 サービス継続支援事業』として衛生用品購入や、消毒・清掃費用
また人材確保のための費用、人員を割りましした経費などに助成する通達
『6月25日付 包括支援事業』として同じくそれらの割り増し経費を助成する
と通達してきている今
こんなにもちぐはぐなことが
行われています。

村上
posted by tukusi at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 普段の暮らし 

2020年06月25日

自家製フェースシールド

おれんじ職員さんの仕事に合わせて制作した
つくしのフェースシールドの紹介をします。

おれんじの職員さん使用で必須のこと
 かばんに入れて持ち運びできる形状であること
 あごの下あたりで手話が比較的やりやすくなっていること
の2点で考慮しました。

P1070237.jpg
できあがりの装着の感じです。

作り方を紹介します。
材料1。 フィルム。P1070232.jpg
「カラーバーファイルカバー」という背表紙付きのファイルカバーが一番透明性が優れているようです。
私はプロステーションのものを買いました。
材料2 P1070233.jpg
すきまテープ。3cm幅のもの。  
ゴム紐 (パンツ用ゴム紐等) 1,5cm幅のもの
ゼットカン 16m/mのもの 
次に道具
P1070235.jpg
はさみ、定規、クリップ、ボンド、切り出しナイフかカッター

材料を用意して並べたところです。P1070234.jpg

@フィルムを半分に切ります。P1070243.jpg
A型紙とフィルムをクリップでとめて、はさみで切り抜きます。
P1070244.jpg
Bフィルムにゴム紐を通す穴をあけます。2mm×1.5mmくらいの穴を切り抜きます。
P1070245.jpg
C穴に、ゴム紐を通します。折り返してボンドで接着します。
P1070246.jpg
D接着されるまで、クリップでとめて固定します。
ゴム紐の左側にはゼットカンを通してボンドでとめます。
右側にはゼットカンを受けるように輪をつくってボンドでとめます。
クリップで固定して接着します。
P1070247.jpg
E額のところにすきまテープをはります。
すきまテープを2段〜3段にはると、厚みが出てメガネのひとはメガネ分の余裕が作れます。
P1070248.jpg
Fできあがったかんじです。
P1070251.jpg
型紙です。
型紙.jpg
posted by tukusi at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 普段の暮らし 

カニエJAPANさまから マスクの寄付

カニエJAPAN株式会社様が 名古屋市に寄付をされました
2万枚から、本法人のおれんじや、葵の事業所にも
6月12日付で そのマスクが届きました。

こちらの布マスク、装着して歩いても
割合、熱気がこもらないようです。
ありがたく使わせてもらっています。

いろいろな人に助けてもらいながら
事業の継続を行っています。ありがとうございます。

名古屋市マスク (2).JPG

ミマキエンジニアリング様からフェースシールド

ミマキ様1.JPG
6月18日
ミマキエンジニアリング様から
お願いしていた、フェースシールドが届きました。

5月末に、利用者さまのお宅に訪問してお話をするのに
マスクを取り外すと、利用者さまが不安になるということなどの、
話が出てきてフェースシールドを作る必要に迫られたのですが
うまくいくかどうか見通しがありませんでしたので
ミマキエンジニアリング様に寄付の依頼をいたしました。
全国から依頼が殺到しているので遅くなります・・が
お送りいたします、というお返事を5月のうちにいただいていました。

このたび、法人に無事届きました!
保護フィルムが貼ってあってそれをはがして装着するのですが
葵で組み立てたときも
おれんじ、つくしっこで組み立てたときも
説明書も見ないで、大急ぎで組み立てようとして
『みえない!』『見えない!』とお決まりのように
大騒ぎをしてさっそく、装着してみました。
ミマキさま2.JPG
軽くて、使いやすそうです。
ミマキエンジニアリング様
ありがとうございました。
第2派の備えとしても、訪問や研修時にも使っていきます。
(村上)


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2020年05月28日

マスク狂騒曲

マスクが何かと話題の今日この頃です。
以前4月6日にこのブログで紹介したマスクが
事務所に届いたときは本当にマスクは枯渇していて
葵事業所でも、訪問するとき無くてこまっている人に
お渡しするのに使いました。
しかし、その後、このマスクをめぐっては
金額や、発注先や、品質や
マスク.jpg
ひとかたならぬ、大騒ぎになりましたね。
他でもない、税金を使う国の事業として行われたことが
このレベルでいいのか・・という視点だったと思います。
縮むということが話題になっていたので村上も洗ってみました。
確かに、3ミリから5ミリ縮んでしまいました。
布を扱う人は、縫製の前に必ず水を通します。
そんなことも、知らない業者に発注したのか
そんな指示も出せない官邸の事務次官たちなのか、いや誰がどこまで
指示をして作ったものなのかも、私たちにはわからないのですけれど。
市井に生きる私たちの方がもう少し、賢くマスクを作れたかもと
思うこの頃です。
あれから2か月、今やマスク製品の百花繚乱となっています。
普段使いの、サージカルマスク並みの透過率のマスクが開発され
やがて、それ以外のものは規制されていくという流れになるのでは。

ところで、私どもの事業所は一番マスクに困る事業所です。
手話通訳がなぜマスクをしないのか、という声があがったおかげで
ろうの人が口元が見えないのが困るからという視点は広まりました。
けれども、それだけではありません。聴覚障害児、者は耳には補聴器を付けています。
補聴器をかけた耳の上にマスクをかける、人工内耳の誘導のコードが頭から下がっている
ところにマスクをかける
そんなややこしいことはありません。眼鏡と補聴器の子もいます!
これまでもインフルエンザの流行期には子どもたちには
本当にマスクに四苦八苦していました。放デイではそのストレスを思うと
強制はできません。

そういう意味で何かいい、マスクは開発されないでしょうか。
・・耳にかけないで。できるのかな?そんなこと。
(村上)
posted by tukusi at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 普段の暮らし