2017年04月12日

10年勤続職員 表彰

NPOつくしでは
開設以来10年の永きにわたって勤めてくださった
職員の顕彰を行っています。

10周年勤続勤務表彰です。

ことしは、桃の伊藤久枝さんと、鈴木明美さんのお二人です。

4月1日付で林理事長のお名前で表彰状が作ってあり、
桃の場合は、利用者さんもみなきっとすごく喜んでくださるだろうと、
利用者さんがたくさんお見えになる日を選んで
村上が 代理で伺いました。

法人からの表彰状と副賞をお渡しした後で
なんと!
桃の利用者さんからもお祝いのプレゼントが伊藤さん.jpg

ビデオメッセージまでメッセージ見る人.jpg

その後、伊藤さんはなぜ自分が桃で働くようになったかお話されたのですが
きっかけは。
国立リハビリテーション学院手話通訳学科在学中に
出身地である愛知で、通訳実習先をさがしたけれどもなかなか見つからないでいた。
そんなある日、お客様の接待を頼まれて、ご案内していると
その方が 金城学院大学の封筒をお持ちだった。
それで、
「あのう、愛知の金城大学の先生でしょうか?」と聞くと
「そうです。林智樹と言います。」と言われた。
それで、愛知で実習先を探しているが見つからず困っていることを話すと
「それならね、いいところがあります。」と
うちを紹介されたそうです。
そう、確かに、10数年前に、通訳実習お受けしました。
そういうご縁を作ってくださったのは林先生だったのですね。

胸がいっぱいになったエピソードでしたので
紹介いたしました。

  理事  村上栄子













posted by tukusi at 18:24| Comment(3) | TrackBack(0) | 普段の暮らし 

追悼  林智樹理事長

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平成29年4月6日
林智樹理事長 
京都の手話研修センターでの会議の少し前の時間に近くを散策中、倒れられ帰らぬ人となりました。
行年57歳

昨年5月の理事長就任以来、他にも多くの忙しい任務を抱えておみえでしたのに
つくしの、研修や会議、また職員の互助会の飲み会にもいつも駆けつけてくださりました。
4月3日のブログにあるとおり
法人の入社式では                   IMG_1445.JPGIMG_1440.JPG

辞令交付と新入社員へのお話をしてくださいました。
また、
書籍『一人ひとりが輝く』『地域で生きる 拠点を作る』を紹介した時には
「あ、僕も話があります。」と、さらに詳しく
どのような背景で編集したのか、
『一人ひとりが輝く』の表紙に載っている盲ろうの方はどのようにして
自己復権を果たされたのかを熱く語ってくださいました。

林理事長を失って、法人は大きな柱をなくしてしまいました。
    
さみしくて、つらいけれども前進していこうと思います。
どうぞ、空からつくしを見守っていてください。
安らかにお眠り下さい。

     合掌        2017年4月12日  理事 村上栄子





posted by tukusi at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 挨拶

2017年04月03日

新年度のはじまりにあたって

4月1日が土曜日でしたので、4月3日が新年度事業の始まりとなりました。
夕方のテレしビでは、いくつかの企業の入社式の様子が映し出されていました。
NPOつくしでも、本日3日、6人の新採用職員の辞令交付式を午前中執り行いました。
学卒採用者あり社会人採用者ありで、新職員の経験や年齢は、バラエティに富んでいます。
理事長のあいさつの中では、それぞれが、つくし職員集団の中で力を合わせて事業発展の推進力となることを期待として述べました。
さて、新採職員に対する理事長挨拶は、林は初めての経験で(理事長就任は昨年の5月でしたので)、どんな話をしようかと、前の晩「つくし通信」3年分を読み返すことにしました。
「つくし通信」を読み返すと、日々の事業、そしてこの3年間の間に進んだ事業について、実にたくさんの方々に支えられて来たこと、あらためて思い知らされました。
利用者の数は現在200人ですが、その家族の方々を含めると400人から500人の方々の期待と支援をいただいています。
職員の数はパート、アルバイトの方を含めると100人となります。法人会員は50人、賛助会員のみなさんは250人。職員・会員・賛助会員の家族の方々も理解者であることを考えると、ここでも数百人の方々がつくしを支えてくださっています。
ボランティアかかわっていただいている方々、聴覚障害者協会のみなさん、手話サークルの皆さん、手話通訳者の皆さん、地域の方々も数百人規模で、つ゛くし事業を支えていただいています。
その他、各地のろう学校とその先生方、役所関係者、社会福祉協議会のみなさん、就労支援等に仕事を回していただいたり寄付をいただく企業のみなさん。
きょうされん(共同作業所連絡会)に加盟する事業所のみなさん、そして全国ろう重複施設協議会や全国聴覚・ろう重複児施設協議会に所属する事業所、職員・関係者のみなさんを含めると、全国規模の交流もできていることに深い感銘を覚えました。
ーーーということを新採職員の皆さんにお話して、「多くの人々や団体、組織に支えられ、事業が行われていることを忘れず、一人ひとりの役割を果たしていってください」と結びました。

つくしに関わっていただいているすべてのみなさま、新採職員ともども、2017年度事業のご理解、ご支援よろしくお願いします。

理事長 林智樹