2020年01月21日

今年度第2回管理者会議

1月15日
第2回管理者会議です。
事業所数が11。管理者は10名です。(1ヶ所兼務)
昨年から正式に、次年度の予算案を管理者がこの時期に持ち寄ります。
経理のほうも予算立てをして、調整、すりあわせをします。
福祉サービスへの給付の考え方は、基本単価に
加算、加算、で積み上げていく方式で、予算についても
どの加算を見込んだのかその根拠など、考え方を共有しないと
どうしてその予算になったのか、正確に知ることが難しくなっています。

そんな状態ながら、とにもかくにもこの管理者会議で次年度の予算(初案)が確定しました。
後は、最終人事の様子をみて、さらに正確な予算案として行きます。
管理者会議.JPG

(村上)
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2020年01月14日

認知症と長谷川和夫先生

たまたま、1月11日
NHKドキュメンタリー 
『認知症の第一人者が認知症になった』を見ました。
ボーっと見始めて、すぐに「ああっ」と声がでました。
ケアマネでは認知症を学ぶときに必須で、実際にも使われている
認知症の度合いを示す『長谷川式スケール』を作った方だ!と
結びついたからからです。
91歳。NHKは2年前から、密着しその進行の過程と
今でも講演に出かけ、出版社と打ち合わせをする姿を追っていました。

できないことが増えてきて妻の負担がどんどん重くなるので
長谷川先生はデイケアに行きます。
そして、一日でデイケアにはもう行かない、と言います。
そこでのプログラムについて
「何がやりたいことで、何がやりたくないことか聞いてからにして欲しい」と
言います。
家族負担の軽減になるからとデイケアなど提唱し自分が作ってきたものなのに
そこに自分の身になってみると行きたくない。
娘とのやりとりです。
娘「行きたくないの?」
長谷川さん「行かない。・・自分が死ぬときはどう思うだろうね。」
娘「どう思うって?」
長谷川さん「いや、デイケアは家族の負担を軽くするのに行くんだろ。
今、家族はぼくが負担なんだ。だからぼくが死んだら喜ぶのかな、って。」

認知症の方々の社会資源を作ってきた長谷川さんの
重いことばです。
(村上)
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2020年01月06日

2020あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
2020年、今年もよろしくお願いします
認定NPOつくしは、創業17年目に突入しました。
夢中で、次々と事業を立ち上げてきた時代は終わって
地域のさまざまな機関と繋がる一集団として
確実に役割を果たせるような内容を作りあげていく時代となっているな〜と
思っています。
村上は、なかなか各事業所を訪問できませんで、ブログで
活動の様子を知る・・というようなことになっていますが
今年は、あちこち訪問して、がんばる日常を応援できたらと思っています。

名古屋 青一色の1月6日仕事始めの空です。
2019集合写真2.JPG

(村上栄子)





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2019年12月16日

藤準備会 講演会

藤準備会の講演会
12月14日 一宮市木曽川文化会館で
『夢を現実に!』と題して
JAXAの職員 長谷川晃子さんの講演が行われました。

長谷川さん.jpg

長谷川さんは、生い立ちの中で、
小さな頃から、星や天体が好きで、両親に連れられていろいろなところや
流星郡を見にでかけて育ったこと。
聴こえないので、母親がどのようなサポートをしてくれていたか、
口話で育ったが、筑波技術短期大学で手話と出会ったこと。
企業に入社していたがJAXAが、障害者雇用枠で募集していることを知り
応募したこと。そのときの面接のようすなど
おもしろおかしく語られました。
また、自身のお話のあとは
惑星、はやぶさT、U
特にはやぶさTについては、発射から、地球に帰還するまでのDVD
をみせていただき、参加者一同感動に包まれました。宇宙1.jpg

この日は、藤準備会としてお子さんの保育も行ってお菓子作りの企画もしていました。

全部終わっても、ひとりひとり立ち去りがたく
長谷川さんと写真をとったり、残ってさらにお話をしたりする様子がありました。

何か感動的な出会いの講演会になりました。

藤準備会としても、まとめはこれからですが
インパクトの強い企画を成功させることができたことは
喜びです。
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事業所の交流

法人研修が行われる12月第1土曜日は
仕事で全職員が顔を合わせる年に1回の日です。
そこで、現在の各事業所の様子などを管理者が報告することになっています。

ことしのいくつかの管理者のすがたを

IMG_0661.jpg
桃の利用者さんは、来年愛知でろうあ者大会が開かれることもあり
関連のグッズの製造にみんな力いっぱいで、
疲れた〜〜〜
腰がいた〜〜い〜〜〜
と、言っているのは職員だけと言う・・・・

IMG_0664.jpg名古屋市から、実地指導に入られたとき
おれんじの、同行援護(視覚障害者のための移動支援のこと。つくしのおれんじでは盲ろう者に提供することが多い)の加算を見て
名古屋市さん『これは何ですか?』
水野『これは同行援護のときに、盲ろうガイドヘルパーの資格を持っている人を派遣したときの加算です。』
名古屋市さん『へぇ〜、始めて見ました。(つまり、他に例がないということ)』といわれたという
エピソードを披露

IMG_20191216_125745.jpg碧で初めて、水害を想定した避難訓練をしました、という報告。

などなど。
どこも、がんばっているねexclamation×2
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2019年 法人研修

12月7日
法人職員が1年に1回集合する
法人全体の研修会が行われました。
今年は午前  西春日井郡聴覚障害者協会会長の
大塚千恵美氏。大塚さん2.jpg

午後は
山地さん2.jpg
現在、一宮市の職員で、一宮聴覚障害者協会の会員として活動され
また、藤準備会の重要な委員もしてくだっている山地希美恵氏。

大塚さんは、
自身の時代のろう教育から現在の職場の様子のお話の後、
日本のろうあ運動についても講義していただきました。
また、山地さんは
自分がしている人工内耳について詳細に
その機能、しくみ、また医療保険との関係や、費用などについて
丁寧にお話しくださいました。2019研修1.jpg

集中した一日でした。

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2019年11月05日

ザッツエンターテイメントサーカス

11月3日
ザッツエンターテイメントサーカスの
ライブのおじゃましました。
今年はimage0.jpeg
会場は大須でした。蒼の利用者さんと一緒にうかがいました。

代表の石川さんは相変わらずエネルギッシュでした!
ブライトアイズのメンバーにも会えました。

いつもいつもライブの収益金からつくしに寄付をいただいています。
今回もDSC_0283.JPG(中央はブライトアイズのきむやんです。)
舞台にあがって紹介していただき、お礼を申し上げました。

今年も本当にありがとうございました!

朝日新聞デジタルhttps://www.asahi.com/articles/ASMC763N4MC7OBJB00Q.html?iref=pc_ss_date
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2019年10月10日

ある記事から思うこと

10月2日
山手線で視覚障害者の方が電車と接触し死亡した。
ブラインドサッカーの元選手であるという報道でした。
このニュースは、その続編などで
新聞でもネットでも "自殺の疑い"と書かれているのを見ました。

ホーム柵や安全管理の話の前に、自殺の疑いというのは
腑に落ちないと思って気になっていました。
目撃者が自分でホームのほうに歩いて入っていった、と話したことに
基づいた記事でした。

しかし、数日後別のメディアで
「当時、反対側の電車が入ってきたタイミングで
彼は、その電車を乗る電車と思って前にすすんだのではないか」という
見解を載せているのを見ました。
それは心から納得する見解でした。

晴眼者は、案内板などでどちらの方向から電車が入ってくるのかわかった上で
音がどちらから聞こえてくるのか判断しているのはないだろうか。
視覚障害者のお話を聴いたとき、
『一生懸命に自分のすすむ方向に向かって歩いているとき
私を見つけたからといって、大声で呼ばないで欲しいんだよね。
その音(声)が聴こえた瞬間、自分のすすんでいる方向がわからなくなる。』
悪意があって声かけしているのではないので、
ご本人は笑いながらホントに困る・・・
とおっしゃっていましたが。
そのように、視覚障害者にとっては音が方向を指し示すだけではなく惑わす材料にもなること
そういうことは、「自殺かも?」と記事を書いた記者には想像できないことであったのでしょう。
大きな扱いではないので亡くなられた方の名誉のために
その記事の誤った見解についての修正がどこかで広報されることもないまま
忘れ去られていくのでしょうか。
その方の『無念』を思っています。
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2019年09月12日

彩プロジェクトのまとめ

2019年3月をもって終わった彩プロジェクトの
応援メッセージを寄せてくださったかたへのお礼を昨日
イエローエンジェルさんをもって終わりました。
ほとんどの方には
メールか郵送でのお礼になってしまいました。

3年間、キャンペーンはなかなか難しかったですが
たくさんの人にお気持ちを寄せていただきました。
詳しくは、7月の通信のほうに載せました。

今はつくしの賛助会員さんをもうひとまわり声をかけて
広げようと運動中です。
近くのつくしの職員から声かけがあったらぜひ
会員になって認定NPOつくしを支えてください。
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2019年07月27日

重度障害者の国会活動を機に

れいわ新撰組のお二人が
重度障害者で日常的に福祉サービスを受けていて
国会活動でも福祉サービスを受けられるように要望したと
7月27日の新聞に載っています。
どういうことか

おそらく、移動や通訳やそして国会滞在中のさまざまな命に
かかわる福祉サービスを国会活動中も受けられるように、
ということだと思います。

普段あまり気づかないですが、実は障害福祉サービスは
収入を得る活動、就労、などには使えないのです。
昨年、うちのヘルパー派遣事業所が盲ろう者の方を講師に招いて
謝礼を払おうとしたら
「今日は、盲ろう通訳ガイドを利用してで来ているので
お金をいただくことはできません」といわれました。
自分ひとりで通勤、移動することができない人は
経済活動をしない前提になっているのです。

一方、採用する会社や行政も、
障害福祉サービスは使えない、ではどうやって職場に通うのかという場合
福祉タクシー利用が妥当なら、それを通勤費として支払うべきです。

今回の国会活動をされる方の国会への通勤はどの方法で保障されるのか
どちらにころんでも大きな、一石を投じることになります。
注目しています。
理事長
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計画相談

葵の事業所に新しい相談員さんを迎えました。
桑山さん.jpg桑山小百合さんです。

計画相談は、児童から高齢者までご本人とその家族が
望む暮らしを実現するためにお手伝いをする仕事ですが
葵は、中でも聴覚障害のお子様、方々に専門性を持って対応することができる
相談支援の事業所です。
新しいスタッフを迎えて、より多くの方々の相談支援ができるよう
これからも、力を合わせてがんばっていきます。
葵はブログのページがありませんので、こちらで紹介いたしました。
  聴覚・ろう重複センター葵  村上・小川・桑山一同
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2019年04月03日

辞令交付式

2019年
今年の採用者数は最近になく少数精鋭となりました。
4月1日 辞令交付式を行いました

着任者のみなさんとIMG_3715.jpg

それから、施設見学と
明日からすぐに必要になるこまごました研修などを行いました。
IMG_3721.jpg
IMG_3711.jpg

  さあ、今年度もいい年になりますように!
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2019年03月25日

集団指導改め、事業者講習会

年に何回か行われる、行政の説明会は
最近、指定権者がどんどん市町に移行しているので
つくしのような事業所は全体の把握がやりにくいことになっています。

かつては
愛知県障害福祉課が行っていただけのものが
名古屋市に分かれ
中核市に別れ
それなので、法人としてはそれぞれ違った説明があるかも知れず

今回村上は
計画相談事業所として名古屋市の説明会に参加しました。
名古屋市障害福祉部企画課から
『障害のある人もない人も共に生きるための障害者差別解消推進条例』が
2019年4月1日施行されるにあたって
その基本理念について熱く語られました。
村上は感動しました。
事前的完全措置の中に 情報アクセシビリティ
差別の禁止の具体的場面について 情報提供・意思疎通の受領
とあり、それらも丁寧に説明がありました。
また、5年ごとに策定される義務である、市町の障害者基本計画
もう第4次(16年目以降)になっているのですね。
第4次の計画骨子についても説明がありました。
これら基本姿勢に基づいて
私たちも一日一日の業務をそれら理念の現場の体現者として
誇り高く仕事をして行こうと思いました。
また、その理念に基づいて
事業者集団指導から 事業者講習会 と
説明会の名前も変わっていました。
ただ、法人として悲しいことは法人全体の計画などのためには
三重県津市はどう言っている?
愛知県はどう言っている?
豊橋市はどう言っている?
と確認しなければいけないことです。
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愛知県聴覚障害者協会1500人アンケート

愛聴協さんが行う5カ年計画の最初の大きな取り組み
1500人アンケートは
私どもNPOつくしは、職員と、施設利用者さんに
アンケートをお渡ししたくらいしか協力できませんでしたが
1年という短期間で確実に
1500人以上の方から聞き取りを行い
3月23日がその報告会でした。
写真撮影禁止で何も映像はありませんが
ウインクあいちの会場は熱気むんむんでした。
計画相談やケアマネをやっていると
ろうについてコミュニケーション上の細かな配慮やスキルを持って
いる人が接することによって障害が軽くなり
困りごとが減っていくのを目の当たりにします。
そういう、拠点は力を合わせていろいろなところに
作って行きたいと、私も本当に思います。

私の場合、そういうスタッフを養成、育成するほうに
軸足を移していかなければいけませんが。
理事長
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2019年03月04日

3月3日 聴覚障害者と県民のつどいIN 稲沢

今年の3月3日
『みみの日』は稲沢で行われました。
いつものように、来賓で出席いたしました。
主催地の市長
稲沢市の加藤市長が挨拶のすべてを手話でされました。
会場は大きな拍手につつまれました。
1月1日に手話言語条例が施行されたながれから
市長自らお手本となられる姿に感動しました。
また薬師地みちよ参議院議員の挨拶は、祝辞とは言え
最近の国会における、コミュニケーションに関する施策の動向や
今、日本財団が行っている電話リレーサービスを
国の施策としてできるようにしていく話など
直近の具体的課題や取り組みのお話で大変聞きごたえがありました。

この先進の動きに、私たちの接するあちこちの現場も
かわっていけるよう私たちもきちんと意思表示していかなければいけませんね。
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2018年12月11日

法人研修『ジェンダーと人権』

障害者の雇用が水増しされていたとか
外国人労働者を技能実習生という名目ひどい働かせ方をしていただけでは足りず
入管法を改「正」して、さらに、働かせるところを拡大しようとするとか
特に何も技能が必要でない分野で働いてもらう
  それはどの分野のことか
具体的な職種は控えさせてもらう

なんて答弁があり、今実際に従事している人たちにあまりに失礼で
しかも、その事業がなかったら社会は回っていかないのに
労働に対してそういう差別感を持っているのだと
ほうんとうにびっくりしたりする毎日なのだが

それらのことが人事ではなく、自分自身の人権を問われているように
引き寄せて考えられなければ、そのようにひとりひとりの知見が高まっていかなければ
この国はかわらない。
                               P1070189.JPG
今回は、自分の中にいつのまにか作り上げられた社会観、価値観を
それらは何によって作り上げられたものなのか
捉えなおしをみんなでしよう!という研修でした。

NPO SEAN 
人権教育プログラムの出前授業・講師請負を行っているNPOです。
今回、縁あってお願いした遠矢家永子さんは
やわらかい語り口で、心の奥底への問いかけをされながら、そしてワークショップを
行いながら、
権利とは何か  から
男らしさ女らしさはどのように作られているか
そのらしさにより、縛られているのは実は男性のほう
強く、たくましくという規範の中で、男性の中にこそ強い抑圧があり
そして
性の商品化、デートDV,児童ポルノへ
昔のほうが男尊女卑だったか?今の若い世代は、ポルノやアダルトビデオを
好きでやりたいからやっているのだから。と捉えている。 
   (では、私たちはどう捉えているのか  差別意識はないのか)
最後に 『みんな活き活きプログラム』として
  セルフエンパワーメント(人権力を高める)
  多様性と尊重の共生(ジェンダーの気づき)
  非暴力の関係(社会)づくり
としてまとめられました。                           P1070190.JPG

職員の感想です。
・今まで深く考えなかった分野なので、無意識の間に受けていたであろう差別や偏見、逆に自分が他人へ
 偏見を持っていたのだろうと気付かされました。
・仕事だけでなくこれからの自分の人生の中でとても大切な事だと感じました。無意識に何も考えず
 決めつけたり、自分はできなくてダメだと思ったり相手を枠にはめて評価してしまう所があったので
 改めて見直していきたい。
・福祉において重要なテーマであるのに実際ジェンダーを取り上げる機会があまりないと思っていた
 ところだったので非常に興味深かったです。 今日の講演を聴いて、自分らしく生きていくこと、
 自分がどう生きたいのかということが大事なんだと改めて思いました。自分は自分の人生好きに
 生きて、自分に誇りを持って生きていけるようにしたいです!
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障害者雇用の水増し

省庁が障害者雇用を水増ししていた話は
さもありなん、と思い
そういうことを平気でやるところなんだ、と思い
いろいろ思いました。

10月26日 中日新聞はトップで
『省庁、障害者に不適切求人』と報道。
水増し問題が発覚したので障害者を募集する際に
「自力で通勤できる」「介護者なしで業務追行が可能」という
条件をつけていたことをが障害者団体から不適切だ、と
指摘されたというもの。
その指摘を受けてのコメントが
「差別と思わなかった」「差別意識はなかったが認識不足だった」
というお気楽なものであった。
電話ができますか?という理由でろう者を排除する。
自力通勤できますか?という理由でいろいろな人を排除する現実はあります。

ただ、新聞のトップに報じられても
実際の処遇のとき、それならタクシーでしか通う方法がない人に
タクシーの通勤費を支払えるのかなど考えたらすごく考え込んでしまう。
(私は、少なくとも行政の雇用はそうあるべきと思うが)
なので、たぶん募集要項からはそういう文言ははずす。
実際の採用でそういう人は無言で落とす、ということで決着するのが現実。
そちらの方が罪深いと思います。
どちらにしてもレベルの低い話です。








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2018年08月19日

障害者雇用の水増し

ということで、
養護学校時代、高校生だった肢体不自由の人たちが
40年間勤めあげ、退職すまでに
どんなにか苦労があっただろう。けれどもそんなことは
織り込み済みよ、おれら母校が養護学校だからさ・・
という彼らの人生に敬服していたところへ

省庁の障害者雇用の水増し報道。

なんなのかな〜
怒りを通り越して悲しい。

何かがどこかがくるっている。

せっかく朝・晩涼しくなって おお頭もクリアになってきたから
課題山積、心新たに取り組もうという矢先のニュース。
これは自分の国のことだ・・。


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8月no 還暦の教え子

教え子というのは、恐れ多い。
1976年頃・・40年も前
養護学校はまだ、義務化されておらず。。。その意味はわかりますか?
就学猶予とか就学免除とか言って
入学前の、当時だと肢体障害や全身性障害のお子さん親子と面談し
『あなたのところのお子さんは大変重度なので
学校に来なくてもいいですよ。』なんて通知を送り届けるという
まだ、日本はそういう国だったのです。
そんな時代に、当時高校生だった彼らと出会いました。
私は小学部にいたのですが、介護員で短大卒で20歳で入ってきた同僚がいて
彼らは18歳だったので、放課後一緒に卓球したりしたりしているうちに
旅行に行ったり、村上の実家にも来てもらったメンバーがいます。
全員肢体不自由です。通ってきていた地域も広域ですが
義務ではない時代、家族の並々ならぬ決意と後押しがあって通っていました。
彼らは、卒業後紆余曲折ありましたが
4人のうち、3人は公務員として勤め上げ(うち一人は在職中)、一人は家業を継いだのでした。

集まろう!と声かけをいただいて、なぜか女子側は教員
男子は生徒だった人たち。

会をまとめた、Mさんは市職として管理職まで勤め上げたのだけど
全身性の麻痺があり、他にも脳性マヒ特有の運動障害、言語障害が。
苦労しただろうとは思うけどそれら全部笑って話す。
 ‘おれの、最終学歴は養護学校だぜ‘ なんて。
ひとりは首がすわっていないし。
お食事の接客の方が、食べられるのかはらはらしているのがわかるのだけど
いやいや、もう白髪頭まで生きてきて
首がすわってなくてこの世のことでできないことはないよ。

還暦か!と思って、プレゼントを用意したらまだ59歳だった、みんな。
気を使って、お茶のあとの請求書を
M君がこっちへ!と、言っているのに、介護員のNさんにお店の人が渡してしまった。
「いや〜、今日は全部良かったけど、最後にこっちが払おうと思ったのに。」
「S君が、レシートはM君に渡して!と強く言っていたんだけどね。」と私。
「ありゃ〜、首のすわっとらん障害者に間近で迫られて、びっくりしたんかい。
まぁ、それは気の毒なことやったな、それやったら仕方ない。」

今年は、夏はなぜか、大学時代の
新卒時代の、そしてその後の赴任した学校の
あちこちから、声がかかりました。
みんなそんな年なのですね。
でも、この集まりが一番刺激的でした。



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2018年06月06日

レジェンドに会う

木曽川福祉会の祭り会場で
かつて一宮ろう学校で、同僚だった理科のM先生に会えました。

村上が一宮ろう学校にいた9年間、間近でその
授業を見させていただきました。

板倉聖宣氏が提唱した、仮設実験授業で
村上もこんな風に教えてもらったら、化学の周期律表も
暗記ではなく、よく理解できたのに・・と思ったものです。

近況を話しているとき
現ろう学校の先生がかけよってきて
『もしかして、M先生ではないですか!
一度、お会いしたいと思っていました。伝説のM先生ですよね
今も、いろいろ語り継がれています!』
そしてその時話題になったのが
牛の頭を一頭、ドラム缶に入れてぐつぐつ煮て
骨格標本を自ら作ったという話。
M先生
『その場所が、幼稚部棟にわたる屋根付きの廊下で
幼稚部さんから、
牛のつのがドラム缶から見えていてゆげがもうもうたちこめて
子どもが落ち着かないからやめてくれ!って言われてなぁ・・』
同じく牛ネタですが、腸を運動場いっぱいにのばして
実際の腸の長さを見たとか、
(教頭が臭いからやめてくれ、と飛んできたとか)そんな授業が伝説になっているようです。

M先生と、
「今は、そんな授業はできないな〜
どんなささいなことも、事前計画提出で、雨が降ったからやろうとか
そういう発想もゆるされないものな〜」
「子どものふところが小さくなるよね。おとながまわりや社会に事象に
従うだけだと、主体感が弱くなる」
というような話をしました。

なにしろ25年も前の話です(悲)

posted by tukusi at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 普段の暮らし